#4『FUKUSHIMAいのちの水スタッフ 千葉洋平さん』
#4『FUKUSHIMAいのちの水スタッフ 千葉洋平さん』
今回の『メッセージリレー』は、スタッフの千葉洋平くんです。
MESSAGE RERAY #4
Q.いのちの水の活動に参加した理由はなんですか
私は、震災当時、東京の映像制作会社に勤めていまして、テレビの撮影中でした。揺れがとても長かったので近くでの地震かと思ったのですが、震源を調べてみると宮城県沖という情報を見てとても驚きました。東京は、鉄道が止まり、首都高も使えず、一般道は超渋滞、歩いて帰宅する方で歩道があふれていました。
震災から何度か東北の支援に来させていただきましたが、2015年5月に勤めていた映像制作会社を退社して、FUKUSHIMA いのちの水でスタッフとして勤めるようになりました。
原発事故以来、放射能の被害がまだ完全に収まっていないことを知っていましたので、福島に引っ越しをすることを少し躊躇していました。そんな時、いのちの水の代表のサンタ(坪井)さんが、「もし、あなたたちに子供が生まれるということになったら出産の前後は福島県を離れて避難すること。」という、福島で子供を育てることの厳しさと子供を絶対に守るという決意を聞き、引っ越しをすることを決めました。
Q.いのちの水では、どのようなことを担当されていますか
2015年に福島に来てから、飲料水の無料配布に協力させていただいています。毎月、火曜日と土曜日に5回の飲料水の配布が行われています。ありがたいことに、以前使っていた駅前の倉庫より広い配布場になりましたので、受け取ることのできる子供たちが増えました。受け取りに来られる方の多い日は、500名以上の飲料水や食料品を配布しています。いのちの水はスタッフが5名しかおりませんので、毎月、全国からくるボランティアの方に助けられています。
多くのボランティアの方々といっしょに。左2段目千葉くん。
2016サンタハウスクリスマス会。毎回MCトナカイさんとして大活躍!子供たちに大人気!
Q.FUKUSHIMAいのちの水のよいところはどこですか
何事もあきらめないところです。
特に代表のサンタさんは、絶対にあきらめません。子供たちの命を見捨てません。福島県の子供たちを守ることから始まって、今は、福島県の子供たちと一緒になってシリアの子供たちを守ろうとしています。平和な世界が来て、全世界の子供たちの命が守られるよう祈ります。
Q.今回のプロジェクトに対する思いをどうぞ
世界では、私たちの想像できないような扱いを受けている子供たちがいます。福島県にいる子供たちはその一握りに過ぎないんだなと悲しくなります。自分の生活、自分の周りのことだけでも精一杯という部分はありますが、わずかな力、小さなパンを投げる気持ちでシリアの支援をしています。この小さな一歩が輪になり広がっていけばと願います。
FUKUSHIMAいのちの水 専従スタッフ 千葉洋平
a:1076 t:1 y:0