NPO法人FUKUSHIMAいのちの水

活動計画

2024年度活動計画

3.11の祈りにこたえて「SDGs支援・長期防災備蓄基地プロジェクト」


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事業目的

この法人は、先の東北大震災の教訓に学び、特に災害弱者である妊産婦及び児童、老人が、平時に防災について学び備え、災害時に自分の命を守る力を持つことが出来るように支援するため、ミネラルウォーター、備蓄食品、救急用品等を無償配布し、地域の安全と安心に寄与し、SDGsの推進に参与することを目的とする。

事業地

法人事務所・福島県郡山市安積1丁目3番地5号
倉庫配付所・郡山市逢瀬町多田野宮南67-1(サンタハウス隣)
福島県を事業活動拠点とし、国内外の災害弱者、児童支援を行う。

事業概要

「ひとりの子のいのちを救うために」というキャッチフレーズのもと、
活動の種類を(1)保健、医療又は福祉の増進を図る活動、(2)災害救援活動、(3)地域安全活動、(4)子どもの健全育成を図る活動、(5)消費者の保護を図る活動を目標とし、
事業として①生活弱者支援活動、②災害弱者支援活動、③就業支援活動、④レクレーション施設運営活動、⑤冠婚葬祭支援活動、⑥温暖化対策活動、⑦難民支援活動等を行う。

A)フードバンク事業 「もったいないからありがとうプロジェクト」
①フードバンク
2011年より、直接クライアントに支援物資を手渡しするパントリーとして累積11,700㌧の無料配給を行ってきた実績を踏まえ、より多くの地域団体への物資供給を行うためフードバンクとしての活動を行う。
名称 「フードバンクもったいないからありがとうユニオン」foodbankM&Aunion
(農水省報告済)通称M&A
②パントリー 「サンタデー」(無料配給所)
現在、サンタハウス(郡山市)でのパントリーにおいて、月5回のサンタデー(配給日)に、1000家族以上の水食料を生活弱者(傷病者、困窮者、被保護者、在留外国人等)に配布している。
③子供宅食事業(「おすそわけ」啓蒙普及活動)現在月約100家族が近隣児童への配布奉仕、地域貧困児童と孤老への給食支援
④生活困窮者個別支援事業 現在 月3~5家族支援
ホームレス等の緊急支援(衣食住)
⑤行政福祉支援プロジェクト
市、福祉協議会等との連携により、生活弱者支援物資の提供

B)防災備蓄啓蒙事業  
①啓蒙事業=行政の防災プログラムの支援を受け、防災出前講座を開催
セミナー、サロン等での啓蒙教育
②家庭備蓄推進事業=防災用品、災害時食品の家庭備蓄支援
企業団体の期限接近備蓄品の提供を受け、各家庭での防災備蓄品常備に用い、備蓄品を期限末日まで有効利用する。「備えよ、常に!」Be prepared!
(ハッピーストックHappyStock=期限到達品は、家庭内消費によって食品ごみ削減、CO2 削減を図る。)
③避難訓練=地域毎の防災訓練への参加、支援
④長期防災備蓄基地設営 3.11の祈りにこたえて
・郡山市逢瀬長期防災備蓄倉庫=備蓄量300㌧
・郡山市日和田長期防災備蓄倉庫=備蓄量2000㌧(現在試験運用中150トン)
新たに郡山市日和田に1500坪の倉庫を賃借、3年から4年の長期備蓄を行う
⑤災害時避難ビレッジ建設(企画段階)
    平常時は児童のレクレーション施設として活用

C)母親サロン母親サロン座談会、サンタの袋バザー
地域コミュニケーション形成  憩いと情報交換の場 
バザーは常設会場でサンタデー開催。30ℓ袋に詰め放題500円

D) 難民児童支援
中東シリアの紛争被災児童支援
衣料支援=2016年4月第一次支援2万着、
2018年4月第二次支援衣類3万着
食料支援=2016年4月第一次支援4万食、
2023年 支援未定 現在中東不穏のため休止中

E) FUKUSHIMAいのちの水基金
①会員寄付金=賛助会員寄付金、賛助団体会員寄付金
②支援寄付金
③クラウドファンドレージング=Webサイト募金
④助成金、補助金=公私団体助成金

現状認識と事業展望

3.11の祈りにこたえて 

福島の子供養育支援から次の大震災への長期備蓄基地建設へ

 2011年3月11日、東北は未曽有の災害に見舞われた。地震津波による死者は2万人超、震災関連死は数千を数え、更に福島第一原子力発電所事故による千年に一度と言われる未曾有の災害を経験させられた。その後も熊本地震、西日本豪雨と枚挙にいとまなく、2019年の台風19号は東北内陸部への甚大な災害をもたらした。このような現況の中で、懸念される東京、南海地震への備えを含め、私達は改めて災害への日頃の備えの大切さを痛感している。その都度繰り返される災害弱者への悲嘆を、これ以上招くことが無いために防災備蓄を進めてゆかねばならない。
 千年に一度の災害を経験したことによって、福島県はかつて無かったほど防災への意識が高まっている。被災後10年を経ても水食品を求める人々の列は絶えない。福島においては、災害に備え備蓄することが自然発生的な文化となっている。私達はさらなる災害への備えのために、県民すべてに家庭内防災備蓄(ハッピーストック)の推進を行ってゆく。10年の歩みの中での私達の学びは、「自助、共生」である。「自助は社会との共生に拠る」という学びである。私達はこれをFukushima prideと呼ぶ。ひとりの子のいのちを救うために、私達は福島という社会を助ける施策を目指した。幸い、東北大震災よりここまで、国内外の団体、フードバンク等の支援を受け、登録会員20,000人、月毎の物資受給者1500~2000人という国内最大のパントリー(無料配給所)の基盤を形作ってきた。このシステムにより、月に50~60㌧の水食糧を無料配給し、県民のエンゲル係数低減に寄与している。これは、同時に国の推進する未利用食品の活用政策に合致し、温暖化対策にも寄与する等の利点を持っている。
 私達はこれをベースとして、更に多くの未利用食品の活用を図り、より広い社会支援を行うために、懸念されている大震災へ備える長期備蓄基地の建設を企画した。現在、各企業団体において定められている食品の賞味期限は、おおむね実効期限の8割程度に抑えられている。賞味期限5年の保存水を、実効期限に合せて6年とする期限延長が出来れば、各企業団体からの提供を受けてから最低1年の備蓄期間を得ることが出来る。更に、公的機関において、該当食品毎に一年以上の期限延長をすることが出来れば、その期間内に起こる災害に対して、行政、企業団体と事前に支援策を講じ、初動3日間の緊急支援を行うことも出来る。加えて期限延長のリスク保全のための保険整備等があれば、NPOによる自助的防災備蓄基地プランは実現性を持ちうる。更に、大都市での震災時には、周辺輸送路の壊滅もありうるとすれば、行政、企業団体によるヘリコプター輸送を準備する必要もある。その際の事前協定のためにも、長期防災備蓄品の確保は欠かせないことと考える。
 2024年1月1日に発生した登呂半島地震の際は、発生翌日より支援を開始。1月中に、10トントラック13台分の水食糧生活物資(約3000万円)を届け、内1台は珠洲の操業病院に手術用の水を届けた。過去の災害時の学びによれば、初動3日時に最も早く支援できるのは、家族親族知人である。二次災害の危険を考慮しつつも行政との連帯の中で、自分の愛する者を助ける初動3日への支援策は必要である。耐え難い犠牲を払った3.11の祈りにこたえ、私達は市民による自助的長期防災備蓄基地建設計画を進めてゆきたいと思う。

活動計画

2024年
4月  サンタデー(無料配布日)5日間 800家族
5月 サンタデー(無料配布日)5日間 800家族
6月 サンタデー(無料配布日)5日間 800家族
7月 サンタデー(無料配布日)5日間 800家族
8月 サンタデー(無料配布日)5日間 800家族
9月 サンタデー(無料配布日)5日間 800家族
10月 サンタデー(無料配布日)5日間 800家族
11月 サンタデー(無料配布日)5日間 800家族
12月 サンタデー(無料配布日)5日間 800家族
1月 サンタデー(無料配布日)5日間 800家族
2月 サンタデー(無料配布日)5日間 800家族
3月 サンタデー(無料配布日)5日間 800家族

M&A事業
年間予定配布量 1500㌧~2000㌧
予定受益者数  24,000~30,000人
対象 福島県内在住 ①妊婦から18歳の児童及びその保護者家庭②生活弱 者③心身障碍者④低所得学生⑤傷病者⑥介護世帯⑦その他NPOの認める者

こども食堂等への飲食品配布

*長期防災備蓄基地建設 備蓄予定量2000~3000㌧
 受益対象 次の大震災被災者

団体概要

沿革
2011年3月、震災の3日後に、キリスト教会の救援団体として、「緊急支援援助隊アガペーCGN」の福島県支部として活動を開始。
2011年5月、宮城、岩手の状況と福島の放射能災害の違いを知り、ミネラルウォーターの配給を中心とした福島独自のNPOを設立。同年12月26日、NPO法人となって独立。
2015年4月、860坪の敷地、400坪の建物を売買予約契約
2016年4月 シリア難民第一次支援 衣料2万着、食料4万食
2016年6月、冷凍倉庫7坪建設。冷凍食品の無料配給開始。
2017年6月 おばあちゃんと子ども食堂開始。
2017年6月 21世紀を戦争の無い世紀にするプロジェクト発足
2018年4月 シリア難民第二次支援 衣料3万着
2019年5月 郡山市生活支援課、社会福祉協議会への物資提供開始
2019年7月 フードバンク事業開始 フードバンクもったいないからありがとうユニオン
       foodbankM&Aunion 防災事業開始 
      家庭内備蓄品 ハッピーストック ムーブメント HappyStock 
2019年10月 台風19号の被害を受けて初動3日間支援部隊「おたがいさま隊」600名結成
2020年12月 農水省未利用食品提供受領 (政府機関提供第一号)
2021年3月 消費者庁未利用食品提供受領 (井上消費者庁大臣から受領)
2021年4月 東京大震災のための長期備蓄基地プラン作成 「3.11の祈りにこたえて」
2022年12月 長期備蓄基地試験運用開始 現在150トンのミネラルウォーターを備蓄
2024年1月 能登半島地震を受け、1月中に10トントラック13台分の水食糧生活物資を届ける

・法人格:特定非営利活動法人・設立時期: 2011年12月26日

・事業支援連携団体組織
・キリスト愛の福音教会・農林水産省・消費者庁・東北農政局・郡山市生活支援課・郡山市社会福祉協議会・国際飢餓対策機構・アサヒ飲料・三菱化学、株)アックア・パンアキモト・オシザワ、NECライベック・リクルート・電通・JCB・富士ゼロックス・日本フィランソロピー協会・セカンドハーベスト・サティスファクトリー・関西フードバンク・食品リスボーン・新興プランテック・京王重機・株シュルレ・ニューコン工業・ふくしまNPOネットワーク・DRCネットワーク・NRA・大和キリスト教会 ・淀橋教会・練馬栄光キリスト教会・日之出キリスト教会・福島県全私立幼稚園協会・福島北部保育園組合 他多くの皆様方 

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